MySQL5.7のインストール
今回はAWS(EC2)またはCentOS6のサーバにMySQL5.7をインストールする手順についてです。
基本的にサーバでは、デフォルトでMySQLが入っている場合などがありますが、自分でインストールをしなければいけない場合もあります。
その場合、バージョン指定をしないとOSのバージョンに従って古いバージョンのMySQLがインストールされてしまうこともあります。
MySQL5.7など比較的新しいバージョンの場合は特にそうで、一度間違って古いバージョンをインストールしてしまうと、削除 → 再インストールとする必要があるのですが、MySQLはその流れが結構面倒です。
MySQLのインストールをする時にはくれぐれもバージョンを間違えないようにしましょう。
最新のリポジトリ追加
以下のようにリポジトリを追加しましょう。
これをしないと別なバージョンがインストールされてしまいます。
sudo yum -y install http://dev.mysql.com/get/mysql57-community-release-el6-7.noarch.rpm
MySQLのインストール
yumを使った場合のインストールです。
あらかじめ前手順でリポジトリを追加しておけば、MySQL5.7のバージョンがインストールされます。
sudo yum -y install mysql-community-server
MySQLの起動
起動設定
以下の手順を踏んでMySQLの起動と、サーバを再起動した場合の自動起動設定をしてください。
途中「rm -rf *」でファイルを消している箇所がありますが、MySQL5.7をインストールする場合は起動前に「/var/lib/mysql」直下の不要ファイルを削除しておく必要があります。
cd /var/lib/mysql rm -rf * sudo service mysqld start sudo chkconfig mysqld on
初期パスワードの取得
MySQLインストール時には一時パスワードが設定されているのですが(初回ログイン時に変更しましょう)、それはmysqld.logに記載されているため、grepして確認しましょう。
cat /var/log/mysqld.log | grep "temporary password"
初回ログインとパスワード再設定
以下のようにログインすると、初回の場合はパスワードを求められます。
前手順で取得したパスワードを入力してください。
mysql -u root -p
次に以下のようなコマンドでパスワードを再設定してください。
ALTER USER root@localhost IDENTIFIED BY '新パスワード';
まとめ
以上の流れでMySQLのインストールは完了です。
必要最小限の簡単な設定ですので、人によっては他にも必要なことはあると思いますが、とりあえずアプリケーションを動かす上ではこれだけやっておけば大丈夫です。
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